ご参加ありがとうございました。

山田正彦オフィシャルブログ


全国オーガニック給食フォーラム

お知らせ

10月26日(水)

7月2日午後2時から

正食協会3F(講義室)先着30名

参加費1000円

お申し込みは正食協会(電話06-6941-7506 FAX6941-7039)

ドキュメンタリー映画「食の安全を守る人々」上映決定

(7月2日大阪8月26、27日東京)山田正彦(元農水大臣)プロディース

日本と海外の農業と食を題材にしたドキュメンタリー。日本、韓国、アメリカなどを回り、グローバル化したアグリビジネスの現状や、各国で食の安全に取り組む人々を映し出す。『タネは誰のもの』などの原村政樹が監督と撮影などを手掛け、女優の杉本彩が語りを担当。東京大学大学院農学生命科学研究科教授の鈴木宣弘氏、アメリカで遺伝子組み換えに反対する母親の会「Moms Across America」を立ち上げた、ゼン・ハニーカット氏らが出演している。

 

日本では種子法の廃止、種苗法の改正、ラウンドアップ規制緩和、表記のないゲノム編集食品流通といった事実がほとんど報道されないことに危機感を抱いた原村政樹監督と、弁護士で元農林水産大臣の山田正彦氏は、各地を回り撮影を開始。日本国内だけでなく、アメリカでのモンサント裁判の原告や、韓国の小学校で普及するオーガニック給食などについて取材している。

特集「食の安全性を問う」―今ここにある不健康な現実―

私たちの「いのち」を育むはずの食べ物に農薬(毒)があるとしたら?

 沈黙の春」         

皆さんは最近の田んぼに行ったことがありますか?

 

田んぼに生き物はいますか?

昭和30年代は、田んぼの中は生き物の宝庫でした。6月の田植え時期はオタマジャクシがウヨウヨ孵化して、それらがカエルになるとうるさいくらい鳴いていました。今は鳴いていません。さみしいくらい静かなのです。田んぼの水のなかは水中生物の宝庫、タニシ、ドジョウ、メダカ、芝エビ、ゲンゴロウ、トンボの幼虫のヤゴ、タガメ、みずすまし、アメンボウなどなど豊かな生態系でした。餌となるミジンコなどのプランクトンが豊富であり、そのえさとなる有機物が豊富だったからなのです。田んぼはフナやドジョウなどの魚を捕まえる遊び場でもありました。タニシ、ドジョウは秋の稲刈り前に田んぼの水を落とした後の貴重なたんぱく源としての食糧でもあったのです。

ここ50年間で生き物の豊かな水田水路は半分になり、日本産の汽水・淡水魚の42%が絶滅したか絶滅のおそれのある危機的状況に陥っています。このような魚類の多くが水田やその周辺水域に生息しています。2016環境省生物多様性及び生態系サービスの総合評価)

さみしい田舎の風景

里山や畑、田んぼ周辺に昆虫(蜂、蝶、赤トンボ、カブトムシ、クワガタ)や鳥(スズメ、ひばり)がいない。カエルや蛇もいない。川には魚(鮎、ハヤ、ウナギ)もエビもいなくなった。

以前は日本全国どこでもすべてが有機農業だったのです。それが当たり前、それしかなかったのです。日本で縄文時代の終わりごろに稲作が始まって以来連綿と引き継がれて独自の日本型農法が開発されました。自然豊かな森林から流れ来る、、、、、(NPO日本綜合医学会季刊誌「夏号」特集記事より引用)